アレ?これってもしかして…ブラックバイトのトラブル事例

労働基準法はバイトにも適用される

以前ネットで注目されたブラック企業というは、労働基準法などまるで無視して、安い賃金で過酷な労働を強制的にさせる会社の事です。
これは社会人だけにとどまらず、最近では学生のバイトにもブラックバイトなるものがあると言われています。

バイトをする時は、ブラックバイトを選ばないように注意しましょう。
ブラックバイトの見分け方を紹介します。

ブラックバイトとは

ブラックバイトというのは、学業に支障が出るほど違法な働かせ方を強いるバイトの事です。

面接の時に希望するシフトを伝えていたのに、勝手にシフトを入れられ、断ると甘えるなと脅された。
週3日しか入れないと伝えていたにも関わらず、毎日来いと言われ、こちらの言う事をきいてくれない。

休憩時間もとらせてもらえず、残業も増えている。
辞めたいと申し出ると、辞めるなら賠償金を支払えと脅かされる。

こういう場合なんとなく従ってしまう事が多いのですが、労働に関する法律を知っておけば泣き寝入りせず適切な対処ができます。
バイトでも労働者としての権利はありますから、休みをもらう権利はありますし、辞める時に賠償金を支払う必要はありません。

ブラックバイトでよくあるトラブル

コンビニは学生が選ぶバイトでも人気がありますが、コンビニでもブラックバイトのトラブルは起きています。
トラブルの例を紹介しておきます。

・イベント関連商品にノルマを課し、売れ残りを強制的に買い取るよう言われた。
・誰のミスかもわからないのに、レジのミスを負担しろと言われた。
・18歳未満なのに22時から朝方のシフトに入れられる。
・体調不良のため休みたい事を伝えると、罰金を取ると言われた。
・毎日のように残業続きのため、学校に支障が出るので辞めたいと伝えると、代わりの人を連れてくるまで辞めさせないと言われた。
・働く前に、すぐ辞められると困るからという理由で、預かり金を請求された。

これらは全て違法行為です。
レジに関しては自分のミスであった場合、一部を負担するというケースはありますが、全額負担は違法です。

ブラックバイトだった場合の対処法

知らなかったとは言えそこがブラックバイトだったら、ひどい場合は辞めさせてもらえなくなります。

こういう時は労働組合に相談しましょう。
各自で青年ユニオンに加入しておくのも対策の一つです。

青年ユニオンというのは、バイトやフリーター、正社員など雇用形態にかかわらず、働いている人なら誰でも加入できる労働組合の事です。

実際にブラックバイトで悩んでいた人が、青年ユニオンに加入し組合に助けを求めたところ、すぐに辞める事が出来たという例はたくさんあります。
こういった組織に加入しなくても、労働組合に相談すればアドバイスをしてもらえますので、泣き寝入りする必要はありません。